歯の移植という選択肢〜手術編Ⅳ〜
前回の続きとして、
ここからはいよいよ実際の移植処置に入っていきます。
今回の症例では、
再生療法を併用した歯牙移植を行っています。
まずは、事前に採取しておいた自家骨を
形成済みの移植床へ丁寧に填入していきます。

続いて、移植する歯の準備です。
歯根表面に再生療法製剤であるエムドゲインを塗布し、
速やかに移植床へと植立します。

ここまで進めば、
基本的な流れは通常の歯牙移植と同様です。
適切な位置に収まっていることを確認したうえで、
縫合により固定を行います。

さらに、安定性を高めるために
医療用接着剤を併用し、二重の固定を行います。

この状態で、まずは約4週間の安静期間を設けます。
再生療法を併用した場合でも、
その後の治療の流れ自体は大きく変わりません。
固定除去後に根管治療を行い、
仮歯で噛み合わせを確認しながら調整を進め、
最終的な被せ物へと移行していきます。
治療期間の目安は、およそ3〜4ヶ月程度です。
なお、今回のような自費で行う歯牙移植では、
・歯牙レプリカの作製
・再生療法(エムドゲインなど)
・その後の根管治療
・最終的な被せ物
これらすべてが自由診療の範囲となります。
費用は初回検査10,000円
移植費用100,000〜150,000円
被せ物別途 (+税)
となります。
「この歯は残せません」と言われたとき、
その選択肢は本当に一つだけでしょうか。
歯牙移植という方法が、
あなたの歯を守る一つの選択になるかもしれません。
もし治療に迷われている場合は、
一度ご相談ください。
あなたの歯が、1本でも多く残せますように。