口腔機能実地指導料の講習会に参加してきました

先日、当院の歯科衛生士が「口腔機能実地指導料」に関する講習会へ参加してきました。
2026年6月の診療報酬改定に伴い、歯科医院には「治療」だけでなく、お口の機能を育てる・守るための取り組みがこれまで以上に求められています。
そこで当院でも、より質の高い指導ができるよう歯科衛生士が専門講習を受講してまいりました。
そもそも「口腔機能」とは?
口腔機能とは、
- 食べる
- 飲み込む
- 話す
- 呼吸する
- 唇を閉じる
- 正しく噛む
といった、お口が本来持っている大切な機能のことです。
近年、お子様では
- お口がぽかんと開いている
- 口呼吸になっている
- 舌の位置が低い
- 飲み込む時に舌を前に出してしまう
- 歯並びがガタガタになってきた
といった症状が増えています。
こうした状態を放置すると、将来的な歯並びの乱れや噛み合わせの問題につながることがあります。
「歯並びが悪い=すぐ矯正」ではありません
歯並びの相談で来院される保護者の方から、
「もう矯正が必要ですか?」
というご質問をいただくことがあります。
もちろん矯正治療が必要なケースもありますが、すべてのお子様がすぐに歯を動かす治療を始めるわけではありません。
実際には、
- 舌の使い方
- 唇の力
- 頬の筋肉のバランス
- 鼻呼吸ができているか
- 飲み込み方
などを確認し、お口の周りの筋肉や機能を改善するトレーニングから始めることが大切な場合もあります。
機能が改善することで顎の成長がスムーズになり、結果として歯並びの悪化を防げるケースも少なくありません。
当院が大切にしていること
当院では、お子様のお口を「歯だけ」で見るのではなく、
- 姿勢
- 呼吸
- 舌の位置
- 飲み込み方
- 食べ方
なども含めて総合的に評価しています。
そのうえで必要に応じて、
- 口腔機能発達不全症の評価
- MFT(口腔筋機能療法)
- 食事や生活習慣のアドバイス
- 小児矯正のご提案
を行っています。
今回の学びを診療へ
今回の講習会では、口腔機能発達不全症のお子様への評価方法や、実際のトレーニング方法について多くの学びを得ることができました。
当院では今回の学びを活かし、お子様一人ひとりに合わせたサポートを行ってまいります。
「歯並びが気になる」
「いつも口が開いている」
「食べるのが遅い」
「発音が気になる」
そんなお悩みがありましたら、お気軽にご相談ください。
歯並びだけを見るのではなく、その原因となるお口の機能にも目を向けながら、お子様の健やかな成長をサポートしていきたいと考えています。